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  • 執筆者の写真totto winery

とっとりSDGs企業認証 第1回公募の認証企業として選出


 この度、株式会社兎ッ兎は、とっとりSDGs企業認証第1回公募の認証企業として選出されました。


 とっとりSDGs企業認証制度※は、持続可能な社会・経済・環境の実現に向けた経営に取り組む事業者を対象に、取組のさらなる深化や企業の持続的成長、価値向上を応援するため、SDGs経営の取組を鳥取県独自で認証する制度です。


 2022年7月22日(金)、とりぎん文化会館において「とっとりSDGs企業認証 第1回認証式」が開催され、知事から各企業へ認証書を授与された後、認証された27社の代表企業として、株式会社兎ッ兎が挨拶を行いました。以下その内容をご紹介させていただきます。





この度、第1回とっとりSDGs企業認証制度において、弊社が認定されたことを受けまして、改めて鳥取県の目指す持続可能な社会・経済・環境の実現に向けた経営の更なる推進に決意を固めております。


「ぶどうとワインづくりをとおして人が繋がり夢と未来を創造する」という企業理念のもと、2007年から鳥取市国府町の自社圃場にてぶどう栽培を行い2016年に果実酒特区ワイナリーとしてワイン醸造を開始しました。


ワイン造りには長い時間が必要です。樹を植え、数年後ぶどうが収穫できるようになり、それを醸造し、熟成させる。更に樹齢を重ねた樹から収穫したぶどうは奥深さを増していきます。ワイン造りはまず100年を目指せと言われます。100年後この地で兎ッ兎ワイナリーがおいしいワインを悠々と造り続けているために、弊社はサスティナビリティレポートをまとめ、今年のアースデーにリリースいたしました。


私たちが今まで実践してきた「土づくりに着目したぶどう栽培」「耕作放棄地の農地化」「低温醗酵によるワイン醸造」そして「コロナ禍を経験し地域内での経済循環を主眼にしたマルシェ開催」「人材育成事業として力を入れている地域の学校との活動」などを全て洗い出した上で、「兎ッ兎ワイナリーの独自性とは何か」について、考えを深める機会となりました。

その結果、規模は小さくとも鳥取のテロワールを語るワイナリーとしての自覚と責任が芽生え、サスティナブルなワイン造りへの情熱を更に高めることとなりました。


自然の中にいて自然と共にある我々農林水産業者は、地球の息遣いの変化を身をもって感じております。だからこそ私たちの果たす役割は大きいと責任を感じます。

創業当初から私たちが目指すものは、国府周辺の耕作放棄地を自社圃場に開拓していくことで、地域の自然環境の保持と地域住民との共生を図りながら、おいしいワイン造りを長く続けていくことです。


大伴家持が国府町で詠み、万葉集の最後に収められた和歌「新しき年の初めの初春の今日降る雪のいやしけ吉事」に込められた願い「幸せが幾重にも重なりますように」という社会の実現のために、今回認証された27社の企業の皆様と共に、鳥取県でのSDGs推進に取り組んで参ります。


最後に日頃から御支え頂いております地域住民の皆様、関係各所の皆さまにこの場をお借りして、厚くお礼申し上げます。






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